【コンフィデンスマンJP英雄編】感想※ネタバレなし

ロマンス編、プリンセス編に続く第3作目、英雄編を早速観てきました。

※ネタバレなしのレビューです。

コンフィデンスマンJP英雄編

かつて悪しき富豪たちから美術品を騙し取り、貧しい人々に分け与えた「ツチノコ」という名の英雄がいた。

それ以来、当代随一の腕を持つコンフィデンスマンが受け継いできた「ツチノコ」の称号をかけ、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人がついに激突することに。

地中海に浮かぶマルタ島の首都で、街全体が世界遺産に登録されているバレッタへやって来た彼らは、マフィアが所有する幻の古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」を手に入れるべく、それぞれの方法でターゲットに接近。

そんな彼らに、警察やインターポールの捜査の手が迫る。江口洋介、広末涼子らシリーズでおなじみのキャストに加え、松重豊、瀬戸康史、真木よう子、城田優、生田絵梨花らが新たに参戦。

『英雄編』の作品の構成について少しだけ言及・・・

第1作目『ロマンス編』

序盤から中盤までに起こった事が、終盤のどんでん返しによって『まじか？！』『騙された！！！』と思わずにはいられない、作品の世界にまんまと引き込まれる内容でした。

第2作目『プリンセス編』

趣向を変えて騙す相手と騙される相手は最初から明白でしたが、散りばめられた伏線の回収の仕方は圧巻で、これまた『そう来たか！！！』と、最初から最後まで飽きさせない斬新な展開でした。

第3作目『英雄編』

第1作目の『ロマンス編』と大枠の構成が一緒の部分が多いので、前作までを観ていて、かつ勘が鋭い人はもしかすると・・・犯人が誰かが分かってしまうかも？と思いました（笑）

スターとジェシーについて

今回作品内では、ダー子、ぼくちゃん、リチャードが、スターとジェシーについて触れるシーンが散りばめられていました。

ダー子の憧れの人『スター』と、ダー子がかつて恋した詐欺男『ジェシー』は、この物語の中での数多くの役割を担っており、制作側の愛が感じられる内容でした。

コンフィデンスマンの面白さ

正直な話、前作、前々作の方がワクワク感が大きかったかも・・・というのが一個人の感想ではありますが、今回の英雄編も、伏線の回収の仕方や最後のどんでん返しは圧巻でした。

騙されると分かっていても、それがどこなのかが最後まで分からない。それがこのコンフィデンスマンJPの面白さであり、醍醐味だと思います。

※エンドロールで『え？今回がラストゲームと思ってたけど、もしかして続きあるの？』とも受け取れる（？）発言もあったので、今から続編を期待しています（笑）